めだまの目玉

海外アニメとゲームと映画のこと

MIU404にはまりまして

こんにちは、こんばんは、はじめまして。

はとさん主催のぽっぽアドベント2020、「変わった/変わらなかったこと3

12/19担当、林檎野めだまです。

昨日12/18は手芸センターポリスさん

明日12/20はじゅごんさんがご担当です。

 

ただいま勤務先が笑ってしまうぐらい危機的なレベルで忙しくなっていることもあり、まだ皆さんの素敵な記事に目を通せていないのですが、落ち着いたら全部読みます!!

そしてなんと今年はぽっぽアドベントが3つもあります!やったー!

1:

2:

はとさん、今年も素敵な企画をありがとうございました!

 

うまく書けるのか不安なのですが、私の2020年「変わったこと」は、「MIU404にはまった」をテーマに書きたいと思います。それではどうぞ!

MIU404とは(そして宣伝) 

MIU404は、綾野剛&星野源W主演、脚本・野木亜紀子によるノンストップ「機捜」エンターテインメント。(詳しいあらすじは公式サイトをどうぞ)

早速ですが朗報です。なんと、

2021年1月3日(日)4時〜15時「MIU404」全話一挙放送SP

があるぞ!やった!再放送早くない!?うれしい……

さらに12/24にはシナリオブックが、12/26にはBlu-ray Boxが発売されるので、文字でも映像でもまたMIU404の世界に浸ることができる。めちゃくちゃありがたい。

沢山の人に見てほしいし、たくさんの感想が聞きたい。既に見た人も、これからの人も、皆さん、どうぞ年末年始はお家でMIU404をご鑑賞ください。

MIU404との出会い

 2020年。もはや転職が趣味になりつつある私は、例のごとく今年の頭にもまた職場を変えていた。さて、また一から頑張りますか……と思った矢先の、COVID-19である。

新たな職場で同僚の顔も名前も覚えぬまま、気づけば在宅勤務が開始されていた。

在宅勤務自体は電車に乗らなくて済むし助かる。のだが、スーパーと家を往復するだけの生活がちょっと辛いなと思い始めていた。

そんなある日。たまたまテレビをつけたら始まったのだ、MIU404の第一話が。普段はテレビを見ないのに、どうしてこの時は何か見ようと思ったのか……今考えるとめちゃくちゃ運がいい。

第一話を見たあと、私はすぐさま「MIU404っていうドラマが始まったんだけど、見た!?」というメッセージを友達、前の職場の人、果ては親にまで送っていた。

そこからはもう、友達と毎週電話で感想を話したり、しばらく連絡を取っていなかった前の職場の人とグループ通話をつないで鑑賞したり、家で過ごす時間に楽しみがいろいろと増えた。今まで日本のドラマにハマったことがなかったので、リアルタイムで多くの人の感想やファンアートをSNSで見られる喜びもひとしおだった。

最終話は見終わった後に泣きながら友達と電話をして、良かった良かったと言いつつ、MIU404のない週末が来ることを嘆いたりした。

要するに、めちゃくちゃ充実したオタク生活を送っていた。

MIU404のここが好き

ここからはもう、ただMIU404の好きなポイントについて語っていく 。主に未視聴の人に向けて書いたのでネタバレはない……と思う。このパッションを浴びてMIU404を見たいと思ってもらえたら嬉しい。

①さまざまな相棒

MIU404には機動捜査隊で組む主人公の志摩一未と伊吹藍の二人をはじめ、様々な「相棒」が登場する。同じく機動捜査隊で若きキャリアの新米・九重世人とベテランの陣馬耕平、そして隊長の桔梗ゆづると、彼女が匿う羽野麦もまた、相棒と呼べる関係だったと思う。

志摩と伊吹はとにかく正反対で、頭で考えるのが得意な志摩に対して、伊吹は考えるより先に自慢の足で飛び出していく。一見振り回されているのは志摩に思えるが、実はこちらのほうが突拍子もないことをしたりする。この二人に関しては、終始「かわいい~」という感情が爆発していた。これから見る人は、第一話から最終話にかけて、どう関係が変化するのか注目してほしい。

九重と陣馬さんは、まず年齢がすごく離れている。息子と父親に見えなくもない。九重はベテランの陣馬さんから色々なことを学んでいくので、見ているうちにこちらも親の気持ちになってくる。

そして桔梗さんと、劇中で主にハムちゃんとよばれる羽野麦の関係が……本当にすごくいい……のだけれど、結末部分に関わってくるためここでは「めっちゃいいです」とだけ書いておこうと思う。めっちゃいいです。

この三組の相棒が、それぞれ違った関係性の中で歩み寄ったり、助け合ったりして、「相棒」のいろいろな形を見せてくれる。私は昔からバディものに滅法弱い人間なので、このあたりが特にすごく刺さった。性格が正反対だったり、立場の違う者同士が心を触れ合わせる作品はいい。私が助かるし、他にも助かる人がいると思う。

②物語を描くことの意味

MIU404は、「間に合う」ために奮闘する人たちの物語だ。「間に合う」という言葉は劇中で何度もつぶやかれる。

現実の社会問題が描かれる物語の中で、主人公たちは誰も取りこぼさないように、置いていかないように、「間に合う」と信じて手を伸ばす。そして視聴者は、MIU404を通じて、現実で起きている多くの問題と直面する。

これが物語の持つ力の一つだと思う。フィクションを介して、現実を生きる私たちに問いかける力がMIU404にはあった。

2020年というとりわけ苦難の年に、「間に合う」ことをあきらめない物語がつくられたことに大きな意味を感じる。

またネタバレになるので詳細を書くことを避けるのだが、この、「現実の問題を物語として描くこと」に対して、最終話でとある人物が発するセリフが別の角度から刺さってくる。この一言を書ける、脚本の野木亜紀子先生は本当にすごい。

③主題歌

最後に、ドラマを見ていなかった人もおそらくどこかで耳にしたであろう、主題歌について書きたい。

米津玄師 「感電」

いい曲~~~~~(涙)

私はてっきり、結末まで知ったうえで書かれた曲だと思っていたがそうではないらしい。なんと最初の数話分の脚本で書かれたということなのだが、その話を聞いて改めて米津玄師のすさまじい才能を感じた。

最終話まで見るとわかるが、どう考えてもこの曲は志摩と伊吹のことを、第一話から最終話までの関係性の変化すら踏まえて歌っていると思う。そんなこと、人間に可能なの……?一を知って百を知りすぎている……。

COVID-19が収まったら、みんなでカラオケに歌いに行きたい。

さいごに

ここまで読んでくださった方、本当にありがとう……。

もし、MIU404見てなかったけど見たくなったよ!って人がいたらとっても嬉しいです。

残業の後に書いていたので、誤字やらおかしいところがあったら本当にすみません!あとでこっそり気づいて直すかもしれない……。